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由良町里、中紀バス(株)（高垣太郎代表取締役社長）が、10期連続27年6カ月無事故で国土交通省近畿運輸局長表彰を受けた。受賞したのは一定期間無事故だった近畿のバス会社24社で、同社の27年6カ月は最長。

中紀バス(株)では大・中・小の観光バス、通学バス合わせて40台を運行し、乗務員は約30人。新型車両に追突被害軽減ブレーキシステムや車線逸脱警報など安全装備を整備し、乗務員に対しても定期的に社内安全運転講習を行い、全車に設置のドライブレコーダーから「ヒヤリ」「ハット」した映像を見て安全意識を高めるなど、ハード・ソフト両面から安全連転に取り組む。

新型コロナの影響で2020年は運行が減ったが、コロナ禍前の2019年は多くのバスが運行。10期目も安全運転に努め、平成6年4月1日～令和3年9月30日まで10期27年6カ月にわたり無事故を達成した。

表彰状（13日付）が届き、高垣太郎代表取締役社長は「10期27年6カ月、安全運転で表彰され身が引き締まる思いです。乗務員、運行管理者、社員の皆さん、バスをご利用頂く皆様のお陰です。これからもおごることなく、衿を立て安心・安全運行に努めてまいりたい。コロナ禍ですが、秋の行楽シーズンは、わかやまリフレッシュプランでバスを利用できますので、安全・安心の中紀バスをご利用下さい」と話した。

同表彰は昭和29年から始まり、毎年春と秋の2回実施。令和3年秋の受賞者は県内6社を含む近畿の24社で、管内から印南交通(株)（周家洋平代表取締役）＝印南＝も平成29年10月1日～令和3年9月30日の1期4年無事故で表彰された。今回は新型コロナ感染拡大防止のため表彰式は中止。