由良町の中紀バス(高垣太郎社長)は4日、新型コロナウイルスの感染予防対策として、和歌山市木ノ本の和歌山労災病院(南條輝志男病院長)で研修を受けた。秋に修学旅行のツアーを受け入れるためで、同社が病院に依頼した。
同社の運転手や添乗員ら約20人が参加。病院の感染管理認定看護師が講師を務めた。バスツアーは長時間移動となるため、運転中でも高速道路以外では1時間に2回程度の換気を推奨。乗車前や荷物受け渡し前の手の消毒、手すりなどの拭き取りを促した。
南條病院長は「一生に一度の修学旅行を安全に行ってもらうため、観光に携わる方々に正しい予防策を知ってほしい」と話した。
同社ではツアー前に運転手がPCR検査などを受けることも予定しているという。【山口智】
更新:2020年8月17日