新聞掲載紹介 - 日高新報(2013年8月1日)

更新:2013年8月2日

80周年、一層の安全仕様
中紀バスが新車2台導入
紀州新聞(2010年12月23日)

由良町里、中紀バス(株)(高垣太郎社長)は31日、創業80周年記念事業の一環で大型観光バスの新車2台「HAYABUSA」2号、3号を導入した。

いずれも日野自動車(株)製で、「衝突被害軽減ブレーキシステム」が最大の特長。走行中、レーダーが常に前方を検知、分析し、万一追突の恐れがある場合には警報やブレーキ作動で注意を促す。追突の可能性が高くなるとより強力なブレーキが作動し、これまでより安全性が高まった。

さらに同社の特別仕様として車体前部の中央、左右上部にカメラを1台ずつ設置。それぞれのカメラは130度の範囲を撮影可能で、計3台でほぼ死角をなくすことができる。走行中に録画することで運転手の安全意識高揚に一役買うほか、万一の事故対応にも活用する。燃費性能アップ、窒素酸化物や粒子状物質の低減など環境に優しいエンジンも搭載しており、安全とエコの最新車両となっている。

HAYABUSA2号は通常のマリンカラーの車体。3号は香港、台湾、中国など主にアジア圏の外国人観光客に使用してもらうことから、現地で好まれる赤色が目立つ塗装にしている。2号については8日に阪神甲子園球場で開幕する第95回全国高校野球選手権記念大会に出場の箕島高校ナインが早速使用するという。

同社の高垣社長は「毎年2回、全社員を対象に自動車事故対策機構の安全運転マネージメント研修を行っております。創業80周年を迎え、観光バス全30台にカメラの設置を進めるなど、より一層の安全を追求していきたいと思っております」と話している。