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新聞掲載紹介 - 紀州新聞(2013年8月1日)
更新:2013年8月2日
中紀バス(株)が新型バス2台導入
由良町里、中紀バス(株)が今年で創業80周年を迎えたのを記念し7月31日、新たに大型観光バス2台を導入した。今年2月に続く新車で、性能がアップした衝突被害軽減ブレーキシステム・PCS(プリクラッシュセーフティ)を搭載、車両前方3カ所に独自にカメラを設置して運転記録をとるなど、より安全性を高め事故防止につなげたいとしている。
導入された新車はいずれも日野自動車(株)製。1台は従来のマリンカラー、もう1台は香港、台湾、中国からの観光客用の赤、黄色などカラフルなEGLカラー。
2台とも、追突の恐れがあると察知した場合、警報やブレーキ作動で注意を促し、追突の可能性が高まると強力なブレーキが作動するPCS、横転や、雪道など滑りやすい路面における危険を抑止する車両安定制御システム(VSC)などを搭載。2月に導入したバスにもPCSを搭載しているが、今回は性能がアップし、衝突前にブレーキがかかるため玉突き事故など防止できるとしている。
独自の取り組みとして、ドライブレコーダーの役割を果たすカメラを車両の前方3カ所に設置。視界が13Q度に広がるため、前方だけでなく側面も撮し、ドライバーに安全運転を促す。エンジンはクリーンディーゼルシステム「エア ループ」を採用し環境面にも配慮した。
毎年9月と12月に全社員対象に安全運転マネジメント研修も実施し、安全運行に努める。定員はマリンカラーが60人乗りで、29年ぶりに甲子園出場が決まった箕島高校選手団の車両として初運行が決定、EGLカラーは48人乗り。
高垣宏会長は「日野自動車(株)が開発し、より性能が良くなったPCS、独自にカメラを設置したことで、今まで以上に安全性が高まった。HAYABUSA2、3として利用していきたい」、高垣太郎代表取締役社長も「安全第一。より快適で素晴らしい旅をお届けできると思います」と話した。