この夏、国と県の観光支援事策対象の日帰りバスツアー売り出している中紀バス株式会社(高垣太郎代表取締役)は9日、新型コロナ対策の社員研修として、和歌山ろうさい病院(南條輝志男院長)の医師らとともに高野山へのバスツアーを実施した。
同社は今月4日、ろうさい病院で感染症予防のバスツアー対策に関する研修を受けヘ、一般客なしの今回のツアーは高垣社長とドライバーら二十数人、ろうさい病院からは南條院長ら医師5人が参加。車内の光触媒コーティング、空間除菌、オゾン噴射、換気のための外気導入機能、飛沫を防ぐシートのアクリル板など感染防止対策が徹底されたバスに乗り込み、マスクとフェイスシールドの添乗負の案内で奥の院、根本大塔、清浄心院などを巡った。
1台当たりの乗車人数を定員より減らし、手すりや座席の人が接触する部分の消毒も徹底するなど、乗客の安全管理は完壁。高垣社長は「コロナ禍でバス会社は瀕死の状態にあるが、ドライバーや添乗員がろうさい病院で感染予防セミナーを受講し、今回は病院の医師も一緒にツアーに参加してもらい、弊社の感染対策にお墨付きをいただくことができた」と話していた。
高野山への日帰りバスツアーは今後、21、22、23、28、29、30日に実施。国と県の旅行代金補助プランを利用すれぱ、1人1万円の料金が1500円になる。問い合わせは中紀バス観光社TEL0738-24-1110。
更新:2020年8月17日