新聞掲載紹介 - 日高新報(2014年9月11日)

更新:2014年9月25日

安全、安心、新デザイン
中紀バスが新車1台導入

秋の行楽シーズンを前に由良町里、中紀バス(株)(高垣太郎社長)は9日、大型観光バスの新車1台を導入した。

三菱ふそうトラック・バス(株)製。衝突被害軽減ブレーキ(AMB)や運転注意力モニターを備えた最新式で、AMBでは走行中、レーダーが常に前方を検知、分析し、追突の恐れがある場合には警報音で注意を促し、衝突の可能性が高くなるとブレーキ制御で速度を低減して被害を最小限にくい止める。モニターではドライバーの運転状態を各種センサーの情報などから推定でき、注意力が低下した状態で車線を逸脱したときには警報を発するなど安全運転を強力にバックアップする。

さらに左のウィンカーを点灯させると自動的に左サイドミラーに設置のカメラがとらえた映像が運転席モニターに映し出され、左折時の巻き込み事故防止が図られる。同社の特別仕様として車体前部の中央、左右上部にカメラを1台ずつ設置。ドライバーの安全意識高揚に一役買うほか、万一の事故対応にも活用する。

創業81年を迎えたのを機に、車体もこれまでのマリンカラーから白を基調としたデザインに一新。都会の雰囲気にもマッチしたビジュアルで、今後の飛躍ヘ期待を込めた。

同車の愛称は「プレジデント オブ ヒロシ タカガキ」。高垣社長は「『安全、安心、お客さま第一』を提唱し続けた父(高垣宏会長、8月10日死去)も導入に携わった車ですので、会長の遺志も込めて名付けました」と話している。

51人乗り、トイレ付き。10、11日の両日、有田市の観光客の長野旅行でデビューした。

日高新報(2014年9月11日)